kintone開発1ヶ月50万円で何が作れる?4つの典型ケースで解説
kintone開発1ヶ月50万円で何が作れる?顧客管理・申請ワークフロー・在庫管理・問合せ管理の4つの典型ケースを中小企業診断士が具体的に解説。kintone標準ライセンス費用や補助金活用も。

結論:1ヶ月50万円のkintone開発で「顧客管理アプリ+案件管理アプリ+承認ワークフロー」程度の業務システムが構築可能。Excelで限界を感じている部門の業務を一気にデジタル化できる規模感です。中小企業診断士・kintoneカスタマイズスペシャリストが、4つの典型開発ケースで具体的に解説します。
「kintone開発を依頼したいけど、相場がわからない」「50万円って高いの?安いの?」——よくある質問です。Dee Solutionsの開発料金は 1ヶ月=50万円固定(2ヶ月100万円・3ヶ月150万円・6ヶ月300万円)の明朗会計。この記事では「50万円で実際に何が作れるか」を4ケースで具体化します。
1ヶ月50万円で実現できる規模感(即答)
| 含まれるもの | 規模感 |
|---|---|
| 業務ヒアリング・要件定義 | 1〜2回(合計4〜6時間) |
| アプリ構築 | 1〜3アプリ(標準機能ベース) |
| JavaScriptカスタマイズ | 必要な箇所2〜3つ程度 |
| 動く試作品の提示 | 2〜3週目 |
| 本番リリース・初期トラブル対応 | 含む |
| マニュアル整備・操作レクチャー | 簡易版を含む |
ケース1:顧客管理 + 案件管理 + 商談履歴(営業部門のExcel脱却)
想定企業
- 業種:BtoB営業の中小企業(従業員10〜30名)
- 課題:Excel顧客リスト+紙の名刺管理+営業日報がバラバラ
- 既存ツール:Excel・スプレッドシート
構築内容(1ヶ月)
| アプリ | 主な機能 |
|---|---|
| 顧客マスタアプリ | 取引先情報、業種、与信ランク、担当営業 |
| 案件管理アプリ | 案件名、フェーズ、受注見込額、提案中 |
| 商談履歴アプリ | 訪問日、商談内容、次回アクション |
カスタマイズ要素:
- 顧客マスタと案件アプリのルックアップ連携(重複入力ゼロ)
- フェーズごとの色分け表示(一目で進捗把握)
- 担当者別の案件サマリ画面(ダッシュボード化)
期待効果
- 名刺・Excel・紙日報を1画面に集約
- 営業マネージャが在席せずとも進捗確認可能
- 引き継ぎ・退職時の情報ロスがゼロ
ケース2:申請ワークフロー(経費精算・稟議・休暇申請)
想定企業
- 業種:サービス業・士業・卸売業(従業員20〜50名)
- 課題:経費精算が紙ベースで承認待ち滞留、稟議書が回らない
- 既存ツール:紙申請+Excel
構築内容(1ヶ月)
| アプリ | 主な機能 |
|---|---|
| 経費精算アプリ | 領収書添付、勘定科目選択、自動集計 |
| 稟議書アプリ | カテゴリ別申請、金額別承認ルート分岐 |
| 休暇申請アプリ | 半休・有給・特別休暇、残日数表示 |
カスタマイズ要素:
- kintoneプロセス管理機能で承認ルートを業務別に設計
- 申請者と承認者にメール/Slack自動通知
- 月次の集計ダッシュボード(経費科目別・部門別)
期待効果
- 承認待ち滞留がリアルタイムで可視化
- 紙の決裁印プロセス廃止でリモートワーク対応
- 経費集計の月末作業を半減
ケース3:在庫管理 + 入出庫履歴(小売・製造の現場)
想定企業
- 業種:小売店・卸売業・小規模製造業(従業員10〜30名)
- 課題:在庫数が現場とExcelでズレる、棚卸しに丸2日かかる
- 既存ツール:紙の在庫表+Excel集計
構築内容(1ヶ月)
| アプリ | 主な機能 |
|---|---|
| 商品マスタアプリ | 商品コード、商品名、単価、在庫場所 |
| 在庫管理アプリ | 現在在庫、適正在庫、発注点アラート |
| 入出庫履歴アプリ | 入出庫日、数量、担当者、理由 |
カスタマイズ要素:
- スマートフォンのバーコードスキャナで入出庫登録
- 適正在庫を下回ったら自動メール通知
- 月次の在庫推移グラフ自動生成
期待効果
- 棚卸し作業が半日に短縮
- 欠品・過剰在庫の予兆を早期検知
- 現場スタッフが片手スマホで入力可能
ケース4:問い合わせ管理 + FAQ自動分類(カスタマーサポート)
想定企業
- 業種:BtoCサービス・SaaS・通販(従業員10〜30名)
- 課題:問い合わせメールが個人アドレスに分散、対応漏れ・重複対応が頻発
- 既存ツール:個人メール・スプレッドシート
構築内容(1ヶ月)
| アプリ | 主な機能 |
|---|---|
| 問い合わせ管理アプリ | 受付日、顧客情報、内容、担当、ステータス |
| FAQマスタアプリ | カテゴリ別FAQ、回答テンプレート |
| 対応履歴アプリ | 対応日時、対応内容、解決/継続フラグ |
カスタマイズ要素:
- メールアドレス(support@xxx.jp)に届いた問い合わせを自動でkintoneレコード化
- 担当者へのSlack/メール通知
- 1週間以上未対応のレコードを赤表示
期待効果
- 全問い合わせを1画面で可視化、対応漏れゼロ
- カスタマーサポート全員で対応履歴を共有
- FAQマスタで対応ナレッジを蓄積
1ヶ月50万円で含まれないもの(要追加見積り)
| 内容 | 追加見積り目安 |
|---|---|
| 複数アプリの大規模連携(5アプリ以上) | 追加1ヶ月(50万円) |
| 外部システム(freee/Salesforce等)との双方向連携 | 追加1〜2ヶ月(50〜100万円) |
| 複雑な独自帳票(請求書・見積書のPDF出力) | 追加1ヶ月+プラグイン費用 |
| ユーザー数100名超の本格運用設計 | 追加1〜2ヶ月 |
| 既存システムからの大量データ移行(10万件以上) | 追加0.5〜1ヶ月 |
⚠️ 要件追加で期間が伸びる場合は、必ず事前に「追加◯ヶ月=◯万円」の追加見積りをご提示し、合意の上で着手します。「いつの間にか膨らんだ」を構造的に防ぐ運用です。
kintone標準ライセンス費用は別途
開発費50万円とは別に、kintone標準ライセンス(サイボウズへの月額)が必要です。
| プラン | 月額 | 最低契約 | 開発カスタマイズ |
|---|---|---|---|
| ライトコース | 1,000円/人 | 10ユーザー | × 不可 |
| スタンダードコース(推奨) | 1,800円/人 | 10ユーザー | ◎ 可 |
| ワイドコース | 3,000円/人 | 1,000ユーザー | ◎ 可 |
⚠️ JavaScript/プラグイン/API連携を行うにはスタンダードコース以上が必須。10名で月額18,000円(年216,000円)からです。
よくある質問
Q. もっと小規模な開発(10〜30万円)はお願いできますか?
A. Dee Solutionsの料金最小単位は1ヶ月=50万円です。それ以下の単発依頼は、要件定義と品質を担保するのが難しいため原則お受けしておりません。継続的な小改修を当方にお任せいただきたい場合は、ご希望の方向けに 月額保守プラン(5万円/月・任意オプション) もご用意しています。
Q. 50万円より大きい規模は?
A. 期間×50万円のシンプルな計算です。中規模カスタマイズや複数アプリ構築で2ヶ月(100万円)、業務システムとしての本格構築で3ヶ月(150万円)、基幹業務の本格的なkintone化で6ヶ月(300万円)が目安です。
Q. リリース後の改修・保守は?
A. 月額保守契約は必須ではありません。多くのお客様は保守契約なしで運用されており、必要になった時にスポットでご相談いただく形でも対応可能 です。継続的な伴走サポートを希望される方向けに、月額保守プラン(5万円/月)もご用意しています(軽微な改修月3時間程度・バグ対応・問い合わせ対応)。月3時間を超える大きな改修は、保守契約の有無にかかわらず開発プラン(1ヶ月50万円)の新規契約となります。
Q. 補助金は使えますか?
A. デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)は「IT導入支援事業者カタログに登録されたITツールの導入費用」が対象のため、お客様の業務に合わせたオーダーメイド開発費はそもそも補助対象になりません。ものづくり補助金など他の制度が使えるケースはあります ので、無料相談で要件と一緒にご相談ください。
まとめ
- 1ヶ月50万円で「顧客管理+案件管理+ワークフロー」程度の業務システムが構築可能
- 営業・経理・在庫・サポート など各部門の Excel脱却に十分な規模感
- 大規模・複数システム連携は2〜6ヶ月の開発が必要
- kintone標準ライセンス(月額1,800円/人〜)は別途
「うちの業務はいくらで作れる?」を無料相談(30分・オンライン) でお見積もりします。中小企業診断士として要件整理から行います。