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活用事例

Claude Code・Codexの活用事例|中小企業3社で作った業務の仕組みと、始め方

支援先の中小企業3社(製造業・設備保守・無人カフェ)で、Claude CodeとCodexを使って作った業務の仕組みをまとめました。だれが作ったか、AIに任せたことと人が決めたこと、かかった日数を比べ、エンジニアのいない会社が始める時の進め方も紹介します。

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この記事の要点

  • 支援先3社で、基幹システムのデータの取り込み、案件と会計の管理画面、無人カフェの席の空き表示などを、Claude CodeやCodexで作りました。
  • 設備保守の会社では、社長が直したい所を日本語でClaude Codeに伝え、7週間で約560回の手直し・機能追加を自分で入れています。
  • AIに任せるのは、読み取り・集計・作図などです。最終の安全判定や、お客様に出す文面は人が決めています。
  • 始める時は、時間がかかっていて結果を確かめやすい業務を1つ選び、2〜3人で試します。

3社の事例の一覧

会社作ったもの使ったAI作った人
製造業(産業機械・大阪府)基幹システムのデータの取り込み、メールからの商談の記録、案件の収支の1枚、図面と強度の一次計算Codex・Grok Bot当社が作り、社員が改善を足し始めている
設備保守(神奈川県)案件・手配・在庫の管理、報告書づくり、会計の数字を見る経営の画面Claude Code社長(最初の仕組みは当社)
無人カフェ(兵庫県)席の空き表示、店頭のAIドリンク案内、来店の分析、公式サイトClaude Code当社(席の表示・案内)と店長(分析・サイト)

製造業:メール・書類・基幹システムをAIに読ませる

産業機械のメーカーです。基幹システムは入れ替えず、全データ(約102万行)を平日の毎朝、業務アプリへ取り込んでいます。営業のメールはAIが毎朝読み、商談の進み具合を記録します。

共有フォルダーの資料6,913ファイルと基幹システムのデータをAIに読ませ、案件の状況と収支を1枚にまとめました。図面と強度計算は、打ち合わせから2日で一次評価まで進めています。

設備保守:社長が自分で管理画面を作り続ける

発電設備などの点検・整備を行う会社です。当社が最初の仕組みを作って社長に引き継ぎ、そのあとは社長がClaude Codeに頼んで、画面や集計を作って直しています。引き継ぎから3週間で、管理画面は5から19に増えました。

会計ソフトの数字を毎晩取り込む経営の画面7つは、社長が2日で作りました。報告書では写真や紙の記録の読み取りをAIに任せ、所見の文面は人が決めています。

無人カフェ:店の仕組みをAIで作って開業

店員のいない、24時間営業のカフェです。カメラの映像から席の空きを判定し、店頭の画面に出す仕組みを開業日に試作しました。いまは毎日動いています。話しかけるとドリンクをすすめる店頭のAI案内は、開業前の3日間で作りました。

席の記録と自販機の杯数から来店を集計する画面は、店長がAIで作りました。公式サイトの更新も店長がAIで進めていて、約2か月半で約100回になります。

3社に共通すること

仕事AIに任せたこと人が決めたこと
読み取りメール・書類・写真・紙の記録を読み、内容を整理する使う書類の版、例外の扱い
集計と画面データをつないで集計し、画面に出す集計の決まり、数字の見方と経営の判断
作図・計算・判定図面、一次の計算、席に人がいるかの判定実機の条件、最終の安全判定、記録に残す中身
文章サイトやPOPの文の下書きお客様に出す文面、載せる内容
  • 基幹システムや業務アプリは入れ替えず、データをAIに読ませてつないでいます。
  • 作って終わりにせず、使う人が気づいた所をその場で直しています。

エンジニアのいない会社が始める時の進め方

  1. 時間がかかっている業務を1つ選ぶ

    毎月の集計、報告書、管理表への転記など、結果が正しいかを自分で確かめられる業務を選びます。

  2. AIに読ませる情報と、読ませない情報を決める

    社外に出せない情報や、AIに触らせたくないファイルを先に決めます。

  3. 2〜3人で1か月試す

    作ったものを実際の仕事で使い、直したい所をその場でAIに頼みます。

  4. 作ったもののチェックを、だれがするか決める

    計算の誤りや権限の設定は、作った人が気づきにくい所です。社内の詳しい人か外の支援先に、定期的に見てもらいます。

作れる人がまだいない会社は、外の人がチームに入り、データをつなぐなどの最初の仕組みを一緒に作る方法もあります。製造業と無人カフェの事例は、この形(当社のチーム参加プラン)で進めました。

よくある質問

プログラミングができなくても、Claude Codeで業務の仕組みを作れますか?

Claude Codeには日本語で頼み、プログラムはAIが書きます。設備保守の会社では、社長が直したい所を日本語で伝えて、管理画面を作って直しています。計算の誤りや権限の設定は見落としやすいので、作ったもののチェックは詳しい人に頼むと安心です。

事例ではClaude CodeとCodexのどちらを使いましたか?

製造業の事例はCodex、設備保守と無人カフェの事例はClaude Codeです。日本語で頼んで画面や仕組みを作る使い方は、どちらも同じです。

事例のような仕組みを作るのに、どれくらいかかりますか?

1つの画面や集計なら、数日で作れることがあります。設備保守の会社では会計の数字を見る経営の画面7つを、社長が2日で作りました。仕事全体に広げる時は、使いながら少しずつ足していきます。

この記事を書いた人

的井 敦Dee Solutions 代表

中小企業診断士(登録番号 第424924号)、ITストラテジスト。毎日の仕事でClaude Code・Codexを使い、中小企業の社長・社員がAIで業務の仕組みを自分たちで作れるよう、伴走支援しています。

代表プロフィールを見る

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